今回は絵本「かちかちやま」です。
言わずと知れた報復とはかくあるべし、みたいな話です。
今一つ娘には響きませんでしたが。
でも割とえげつなさはありましたね。
最近はぬるい本が多いと聞きますが、2010年の本だからそこまでマイルドではなかったんでしょうか?
さすがに絵本で婆汁はなかったですが、婆さんは殺されましたし、狸も溺死しました。
最後にうさぎが「おじいさん、かたきはうちましたよ」とか言って終わるのですが、いやお前関係ないやん、と思ってしまいましたね。
うさぎと爺さん婆さんとの関係がなんなのかわかりませんが、お前関係ないやん、と思うわけです。
狸が畑を荒らす→爺さんが狸を捕まえる→狸を鍋にしようとする→狸が婆さん騙して逆に殺す→(婆汁を爺さんに食わす)→うさぎが狸をいじめ殺す
わけですけど、婆さん殺すまではやったやられたで仕方ないかな、と思うわけです。
狸汁にしようとされたわけですから殺されてもしょーがない。
で、婆汁食わすまで行くと狸のやり過ぎ、それに対する報復はわかるんですが、それがないと何うさぎがしゃしゃって狸をいじめ殺してんねん、と思います。
恨み屋本舗かと。
罪と罰の重さがバランスがとれない、というかね。
いや、狸は悪いんだけどね。